ムダ毛の小ネタコラム
3. ニューハーフから見た現代の日本女性
ある日、興味本位で飲み行ったショーパブで、私は女性としての意識を改めさせられる経験をしました。
私が訪れたところはニューハーフショーが行われているパブ。
隣に座り、滑らかなしぐさを見せながら話すお姉さま方の話がとても面白く、思わず引き込まれていきそうになりました。でも…気がつけば引き込まれたのは話術ではなく、お姉さまたちの顔や腕、脚などの「肌のきめ細かさ」「美しさ」だったのです。
「肌がすごく綺麗」と声をかけたら、お姉さまは私の腕を掴んで怒りをあらわに。
「あんた、女なのに…何なのよ!この腕は!!」
そうなのです。
私は腕の毛をまだ脱毛していなかったのです。
それに保湿クリームを塗り塗りしていることもしていなかったので、自分的にはぴちぴち肌に感じていた肌もお姉さまたちから見たら最悪。
それでお姉さまたちから激が飛んだのです。
「く、悔しい!何で肌の手入れができないあんたが女で、私が男なのよ!」
素直なお言葉ありがとうございます。
お姉さまたちから見ると、来店する女性のほとんどが
自分の肌の手入れが出来ていないようで、どうして女性ならではの特権(美しさ)を生かさないのかと思うようです。
脱毛やエステに通うには「お金がかかるし…」と言えば、「服を買うお金はあるくせに、エステには通えないって言うの?」なんて言われ。
「服をあれこれ買って外見を楽しむなら、その服に身体が似合うように洋服代の半分をエステに使いなさいよ」と。「そりゃあそうだけど…」と思わせるような言葉もくれて、私はタジタジでした。
最後の最後にピシャリと言われた言葉は、「女は自分を綺麗に磨く義務がある」でした。
女性は「綺麗になりたい」と誰もが思うけれど、ちょっとした手入れだけをしている方が多いと思います。
けれど、お姉さま方から見ると、それは本当に手抜きにしか見えないような手入れ。
私は遊びに来店したのに、なぜかとても刺激を受けました。そう。改めて「美しさの追求」「持続」について考えさせられたのです。
肌の手入れが行き届いた方を傍で見たからですかね。
お姉さま方は、女性になりたい男性ですが、私をはじめ、何にも手入れをしていない女性とはやはり「モノ」が違いました。
聞けば、洋服代や交遊費を削ってエステにも週1で通い、脱毛だって通っていました。
女性より毛が太いから痛みあるし、お金もかかる。けれどその痛みになんか負けない、綺麗になりたいのだから。と私の綺麗になりたい意識よりもはるかに上にいました。
女性だから身だしなみに気をつけるのは普通であっても、戸籍上男性であるお姉さま方は、身だしなみにその普通以上に気をつけているのだから、女性として生まれてきた私たちは、さらに負けないように気をつけてなくてはならないと思います。
男性からみても綺麗と思われるように。
自分で自分を褒められるようになりたいと思った夜でした。
追伸…
ニューハーフの方って本当に綺麗!
肌がぷるぷるでツヤツヤ!ドレスがとっても似合うから悔しかったです!
次は、『脱毛やエステを始める前に』についてお話します。




